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2014.03.30 Sunday

お獅子の歯医者さん

高岡市は、町内ごとにたくさんの獅子舞がある町で、獅子舞競演会なども行われています。
私の育った町内には獅子舞が無く、子供の頃は獅子舞を踊る隣町の先輩などを見て憧れていたものでした。

獅子舞は激しく舞う為、お祭りが終わると獅子頭や刀のお直しが必要に。
そこでモノ作りチームの出番です!

しかし、みなさん祭りが終わってすぐではなく、翌年の練習が始まる前に依頼されることが多く、納期がいつも厳しいことが多のが・・・

みなさん、お獅子は早めに直しましょう!(笑)


さて、


今回は、虫歯を直す歯医者さんになりました。

歯と牙の金箔を復活させてくれとの依頼。
まずはじっくりお獅子を観察。
井波彫刻の彫り師と漆塗り師の作で、いい仕事してあります。





歯と牙の金箔が、ほとんどはがれてますね。
ヘコミやキズに、応急処置のペンキが塗られてますねぇ・・・
これがあとあと一番面倒なことに。





舞の中で、天狗の刀が当たったところは刀の銀色の塗料が付着しています。
頼まれてないけど、これはアルコールなどで優しく拭いておきましょ。
目立つへこみは"さび"(漆のパテ)で埋めます。





マスキングをして漆で金箔を置いていきます。





はがれにくいように、箔の上にトメをして完成!





町内ごとに様々な形のお獅子があり、形状や作り方を見ているだけで楽しいです。




修理をしていると、欠けやヘコミなどをペンキで直してあるモノが多いのですが、その後ちゃんと漆で直そうとするとペンキの成分で漆が乾かなくなったりします。
そうなると、塗りを剥がさないといけなくなり、結局ちゃんと直そうとしたときに時間と費用がかかってしまいます。

天狗の刀も、ラッカーで塗ると獅子に色がついてしまうので、ウレタンで塗ってクリアでコーティングしてあげるなどちょっとした工夫でメンテナンスが楽になりますよ。

応急処置をする前に、一度ご相談下さい。



獅子舞はモノ作りの技が生きた「踊る工芸品」です。

しっかりメンテをして次の世代まで伝えて行きたいですね。



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